【 クライアント 】
株式会社 心石工芸 様
【 業務内容 】
商品企画支援/プロダクトデザイン/展示会ブースデザイン
【 デザイン協力 】
グラフィックデザイン・ウェブデザイン:ゴトウシュウ 氏
心石工芸は長年に亘り考え続けてきた、人と空間とプロダクトの調和。 ソファーメーカーとして培ったその独自の視点に立ち、新たな鞄の在り方を考えました。素材、技術だけではなく大切にしたのは、使う方の気持ちに寄り添い 心の贅沢を感じることができる鞄であること。 心石工芸だからできた鞄を、あなたへ。
ソファに使われるほどの高い耐久性をもち、育てる悦びを感じさせる素材。 大切な鞄を床や地面に置くときの心地と、 置かれている佇まいにこだわった形状。厚革で作られたスタンダードな形状と木製脚のコンビネーションが特徴的。ソファーメーカーならではの新しいスタンダードデザインを実現しました。
心石工芸様のソファに使われているタンニン鞣しの厚革(厚さ:2ミリ)。脚をつけながらもスタンダードなフォルムを保った3種類のラインナップです。
厚革の質感が映えるようにポケットなどの要素も、革の継ぎ目もない構成に。 ショルダーベルトの付け根は背面側へとりつけて型崩れを防いだり、ラフな使用に耐えられるウォールナットの脚をつける、開口時に胴面に折り目が付かないようなファスナー配置など、様々な工夫で長く愛せる鞄に仕上げました。
ソファーに使われている厚さ2.0mmの栃木レザー製のオイルレザー「ジーンズ」。フルタンニン鞣しと呼ばれる方法で約1ヶ月間かけ丁寧に鞣された繊維のよく締まった非常に丈夫な革です。透き通る肌面と色合いに加え、落ち着いた光沢感があり、キズやシミといった革ならではの表情も含めて、使い込むほどに風合いが変化していくのが魅力。この素材を使用して、ソファーメーカーならではの革鞄を創る。これが開発の始まりでした。
バッグと同素材の革を打ち抜いただけの簡易な革タグですが、余った紐をすっきりとまとめることができ、店頭でのストックヤードでも、どの色が入っているのかが一目瞭然でとても便利になりました。
インテリアライフスタイル展でのブースデザインまで協力させていただきました。初めてのバッグ事業への参入ということもあり、まだラインナップが少ない事もふまえ作品を展示しているようでありながら、ソファーメーカーが同じ素材でつくっていることが伝わりやすいことを意図しています。
http://sofa-kokoroishi.jp/bag/