オリジナル商品第1段のうちの1つ。
面の全てを革のようにしてしまうと偽物になってしまう。そうせずに『布を革のように変える』行為そのものを見えるようにしようと発想したもの。
製法を大きく変える事を行なわずとも、革の代替品としての価値から、まったく新しい高い布というポジションへ移行できた事例。
【 技術協力 】 大喜皮革株式会社
1861年創業、日本最古のタンナーといわれる兵庫県姫路市の皮革なめし会社、大喜皮革株式会社の職人が手掛ける新素材布『タンナーコットン』。皮革なめしに伝わる独特の製法や匠の技を応用することで、布をまるで革のような表情に変化させます。この“布を革へ変化させる”技術を“凍結”したかのように表現したグラデーション帆布を特注で作成していただき、シンプルなバッグに仕立てました。職人が一点一点仕上げる伝統的で革新的な手仕事から生まれる、ひと続きの布でありながら、布から革へ変化する新しい表情をお楽しみください。
布を革のように見せることができる高い技術を持っておられた大喜皮革様との出会いがあり、サンプルを拝見させていただくて感じた事は、『全面に施されていると革の偽物になる』という感覚でした。そこで提案させて頂いたのが『技術を見せるためのグラデーション』をいう手段によって、高い価値をもった『新しいデザインの布』というポジション。そのご縁もあり、弊社オリジナル商品の第1弾に使用させて頂きました。